WBA世界バンタム級2位アントニオ・バルガス(米)=16勝(9KO)1敗1NC=は、10月27日(日本時間28日)に米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催される、DAZN放映のアマンダ・セラノvsダニラ・ラモス興行に出場。元WBA世界フライ級王者のエルナン・”タイソン”・マルケス(メキシコ)=47勝(33KO)10敗2分=と対戦する。
35歳のサウスポー、マルケスは2019年12月以来、4連勝中だが、昨年10月にメキシコ・エルモシージョで行われたルイス・コンセプシオン(パナマ)=40勝(29KO)10敗=との、元世界王者同士によるライバル対決では、スプリットの判定勝ちを納めたが、地元ファンからもブーイングが飛び交う内容だった。
27歳のバルガスは2016年リオ五輪に米国代表として出場後プロ入り。2017年2月のデビューから順調に白星を重ねたが、2019年5月、伏兵ホセ・カルデナス(メキシコ)=17勝(14KO)6敗=に初回KO負けを喫し初黒星。しかし、その後は6連勝(5KO)で世界王座が見えるところまで、ランキングを上げて来た。カルデナス戦は、「自分が何をすべきかを見直すことを教えてくれた、不幸中の幸いだった」と語る、バルガスの今後に注目。