井岡一翔(志成)=29勝(15KO)2敗1分=選手が王座に君臨するWBA世界スーパーフライ級の次期指名挑戦者を決める決定戦は、同級2位(1位は空位)ジョン・ラミレス(米)=12戦全勝(8KO)=と、同級7位ロナール・バティスタ(パナマ)=15勝(9KO)3敗=の組み合わせで、10月7日(日本時間8日)に米・ネバダ州ラスベガスのザ・コスモポリタンで開催される、ヒルベルト・ラミレスvsジョー・スミスJrをメインとする、ゴールデン・ボーイ・プロモーション主催のDAZN放映興行で計画されている。

Scrappyの愛称を持つ27歳のラミレスは、3月に当時3位だったシリチャイ・タイエン(タイ)=65勝(43KO)5敗=との挑戦者決定戦を指令されたが実現せず、5月に行われたフェルナンド・ディアス(米)=12勝(4KO)4敗1分=戦ではディアスの肉薄を許し、96-94、96-94、94-96のスプリット判定となる苦闘の勝利だった。スピードは十分だが、KO率ほどの怖さはない。

一方のバティスタは5月にフリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)=20勝(15KO)2敗2NC=の持つWBC世界フライ級王座に挑戦。強打のマルティネスに対し、丁寧なボクシングで大いに善戦したが11回TKOで敗れている。