パリ五輪 フライ級金メダル獲得 WBA世界ミニマム級1位ハサンボーイ・ドゥスマトフ

パリ五輪へ出場したWBA世界ミニマム級1位ハサンボーイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)=6戦全勝(5KO)=は、フライ級で金メダルを獲得。2016年リオ五輪ライトフライ級で、全ての試合で1ポイントも失わずに金メダルを獲得したのに次ぐ、2度目の五輪優勝を成し遂げた。

ドミトリー・ビボル(ロシア)、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)らをマネージメントする、ヴァディム・コルニロフ(米)によりサポートされている30歳のサウスポー、ドゥスマトフは、2019年11月にプロデビュー。

パリ五輪を前にした4月14日(日本時間15日)にウズベキスタン・タシケントのフモ・アリーナで行われた、IBA(国際ボクシング協会)フライ級王座決定戦では、WBA世界同級10位サミュエル・カルモナ(スペイン)=10勝(4KO)2敗=を10回判定で破り王座を獲得。35万ドルの報酬を得ていた。

WBAは5月27日(日本時間28日)に、世界ミニマム級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)=24戦全勝(9KO)=と、ドゥスマトフによる指名戦入札を予定していたが、ドゥスマトフがパリ五輪への出場許可を求めた為に入札の延期を決定。

選択防衛戦の許可を要請したノックアウトは、9月7日にオーストラリア・パースのHBFスタジアムで、同級13位アレックス・ウィンウッド(オーストラリア)=4戦全勝(2KO)=との防衛戦が決定。約10年間に及び世界王座に君臨するノックアウトが、海外で試合をするのは2018年7月に中国・青島で、元WBC王者 熊 朝忠(中国)に12回判定勝ちして以来。

ノックアウトvsウィンウッドの勝者は、パリ五輪・金メダリストのドゥスマトフとの指名戦が義務付けられており、プロの世界王者と、ホカホカの金メダリストの対戦は注目を集める事になるだろう。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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