10月10日(日本時間11日)、タンザニア・ダル・エス・サラームで開催されたマフィア・ボクシング・プロモーション興行。『Knockout ya Mama VI』に出場した、アルヴィン・カミーク(フィリピン)=10勝(5KO)4敗=は、地元のWBC世界バンタム級11位イブラヒム・マフィア(タンザニア)=13勝(9KO)無敗1分=を、4回1分53秒TKOで破る殊勲の星を挙げた。

紛れもない咬ませとして呼ばれたカミークは第4ラウンド、右フックで先制のダウンを奪う。こともなげに立ち上がったマフィアが、レフェリーの十分に余裕を持った戦闘再開チェックを受けた後に試合は再開されたが、カミークは再び右フックをマフィアのジョーに打ち込み、さらに右フックの追い打ち。コーナーによろけたマフィアを観たレフェリーはたまらず、ここで試合をストップ。大番狂わせとなった。

カミークは昨年10月、愛知県国際展示場で現日本スーパーフライ級9位政所椋(KWORLD3)=6戦全勝(4KO)=選手に8回判定負け。今年1月には東京・後楽園ホールで現日本バンタム級14位伊藤千飛(真正)=4戦全勝(3KO)=選手にも判定で敗れていた。