WBA世界スーパーバンタム級2位、WBC5位ラモン・カルデナス(米)=25勝(14KO)2敗=は、12月19日(日本時間20回)に米・フロリダ州フォートローダーデールのウォー・メモリアル・オーディトリアムで開催される、PRO BOX プロモーション興行のメインイベントで、元IBO(国際ボクシング機構)世界同級王者エリック・ロブレス(メキシコ)=16勝(10KO)3敗=と対戦する事が決定。

カルデナスは5月4日(日本時間5日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、4団体統一王者井上尚弥(大橋)=31戦全勝(27KO)=選手の持つ王座に挑戦。第2ラウンドに左フックで先制のダウンを奪い世間を驚かせたが、井上選手の地力の前に徐々に力を奪い取られ、8回TKO負け。

Ramon Cardenas vs. Naoya Inoue

しかし、”モンスター”の破壊力あるアタックに対し、勇気ある抵抗を見せた戦いぶりは、日本のファンからも大きな称賛が贈られ、「相手も必死に倒しにきている。ボクシングはそんなに甘くないと痛感した」と井上選手に言わしめた。

試合後、サンプソン・リューコーイッツ・プロモーターは、「本田氏(帝拳プロモーション)からカルデナスを日本で見たいという連絡を貰っている」と話し、十分な休養を取った後、日本のリングに上がる事を視野に入れていると話し、次戦が注目されていた。

対するロブレスは、3月8日(日本時間9日)にメキシコ・メリダで元NABF王者ヘスス・アレチガ(メキシコ)=24勝(17KO)2敗=に、91-98、91-98、94-95の判定負けを喫しており、こちらも再起戦となる。