1月6日(日本時間7日)、米・ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで開催された、NABFウェルタ級タイトルマッチ。王者でWBC10位にランクされるラウル・クリエル(メキシコ)=13戦全勝(11KO)=に、挑戦者エリス・ディアス(米)=12勝(7KO)1敗=が挑んだ一戦は、クリエルガ8回1分6秒TKO勝ち。

初回、ジャブの差し合いからクリエルは左フック、ディアスは右ストレートをヒット。ジワリとプレスを掛けるクリエルに対し、ディアスは足を使い左ジャブを多用し、右ストレート、左フックへ繋げる。しかし、3回にはクリエルの右アッパー、ストレートでディアスの顎が上がった。

4回、前に出るクリエルは右アッパーを好打。5回、クリエルの左ボディを受け徐々に苦しくなったディアスは、終了間際、クリエルの右ストレートでダウン。しかし、ここはゴングに救われた。6回もクリエルがパワーパンチでディアスを追い込む。7回、クリエルの右ストレート、左ボディでディアスはダメージを蓄積させていった。

迎えた第8ラウンド、追い込むクリエルの左アッパー、フックでディアスの上体が起こされると、マイク・オルティガ(米)主審は試合をストップ。フィレディ。ローチに師事するクリエルの今後に注目。