6月1日(日本時間2日)、サウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催された、マッチルームvsクイーンズベリー5×5対抗戦。WBA世界フェザー級タイトルマッチ。王者レイモンド・フォード(米)=15勝(8KO)無敗1分=に、同級9位ニック・ボール(英)=19勝(11KO)無敗1分=の一戦は、ボール(クイーンズベリー)が判定勝ち。スコアは115-113、115-113ボールと、115-113フォードのスプリット。

サウスポーのフォードに対し、小柄なファイター、ボールは初回から左フック、右ストレートを放ち肉薄。フォードは速い左ストレートで迎撃し、ボディを叩いた。2回、右ストレート、左フックにアッパーを交え連打のボールに対し、フォードはガードを固め、左ストレート、アッパーをカウンター。

3回、フォードはジャブから左ストレートを決め、ボールの連打はブロック。4回、プレスを掛け連打でアタックのボールに、フォードは左ストレート、右フックのカウンターを狙う。5回、しつこく前に出るボールは左アッパー、右ストレートを決め、右アッパー。フォードは右フックカウンター、左アッパーでボディを叩く。

6回、手頭豊富なボールの左アッパーがフォードのガードを割る。フォードは左ストレート、右フックから左ボディ。7回、フォードは左フックを決め、ボディ攻撃。ボールは鼻から出血。8回、ボールは前進し連打。フォードは左アッパー、右フック。9回、手数のボールに対し、フォードは左ストレート、アッパーを放つ。

10回、ボールのアタックも単調となり、フォードは足と上体の動きで交わし、左ストレート、右フックをヒット。11回、ボールの攻撃を読んだフォードは、左ストレートを中心に、フック、アッパーを決め、右フック。最終ラウンド、ボールの連打にフォードは右フックをカウンターで決め、左アッパーでボールの顎を跳ね上げた。しかし、タフなボールは連打で反撃し終了ゴング。終盤追い上げたフォードだったが、わずかに及ばなかった。

WBA世界ライトヘビー級4位、IBF12位クレイグ・リチャーズ(英)=18勝(11KO)3敗1分=と、WBO6位、WBC7位、IBF14位ウィリー・ハッチンソン(英)=17勝(13KO)1敗=による、WBCシルバー同級王座決定12回戦は、ハッチンソン(クイーンズベリー)が判定勝ちで新王者。スコアは119-109、117-111、116-112。