リヤド・シーズン 米国開催撤退! 今後はサウジアラビア限定

トップランクのボブ・アラムは、サウジアラビアが主導する”リヤド・シーズン”興業が、今後、米国では行われないことを確認。他国での開催もなく、”リヤド・シーズン”は、サウジアラビアでのみ開催される事になると語った。これは8月3日(日本時間4日)に米・ロサンゼルスのBMO・スタジアムで開催された、クロフォードvsマドリモフをメインとする、米国で初めて行われた”リヤド・シーズン”の失敗に起因し、サウジアラビア政府の意向だとしている。

サウジアラビアはボクシング・ビジネスの中心地となることで、国際観光を後押しすることになる事を期待。”リヤド・シーズン”のボクシング責任者トゥルキ・アラルシク大臣は、昨日、これまで世界中から200万人が来場した事を報告した。

また、アラムは4団体統一世界ライトヘビー級王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21戦全勝(20KO)=と、前WBAスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=23勝(12KO)1敗=の再戦の前に、それぞれ一試合挟む事になると言い、来年10月にサウジアラビアで開催される、”リヤド・シーズン”で再戦が行われると語った。

クロフォードvsマドリモフ興行は、チケット販売が17,779枚で入場料収入は800万ドル(約11億9380万円)。PPV購入件数は19万件で、売り上げは約21億2560万円(海外除く)と伝えられている。しかし、チケットに関しては相当数が配られたとの報告がある。

ファイトマネーはクロフォード250万ドル(約3億7300万円)、マドリモフ75万ドル(約1億1190万円)。イサック・クルス150万ドル(約2億2380万円)、ホセ・バレンズエラ50万ドル(約7460万円)。アンディ・ルイスJr90万ドル(約1億3430万円)、ジャレル・ミラー45万ドル(約6720万円)。ジャレッド・アンダーソン66万ドル(約9850万円)、マーティン・バコレ37万5千ドル(約5600万円)。デビッド・モレル75万ドル(約1億1190万円)、ラディボイェ・カラジッチ35万ドル(約5220万円)となっていた。

来年2月に開催が予定される、サウジアラビア開催のリヤド・シーズンにクロフォードの出場が期待されているが、問題は対戦相手。もっと稼ぐには、ビッグネームと戦うしかないが、果たして。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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