3月30日(日本時間31日)、米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催されたWBA世界スーパーライト級タイトルマッチ。王者ローランド・ロメロ(米)=15勝(13KO)1敗=に、同級2位イサック・クルス(メキシコ)=25勝(17KO)2敗1分=が挑んだ一戦は、クルスが8回56秒TKO勝ち。

初回、開始ゴングと共にピッドブル・クルスはガードを高く上げ前進、左右フックでロメロに迫った。右アッパーを合わせたロメロだが、クルスの左フックで足元がグラリ。ダウン寸前のピンチを何とか凌ぎラウンド終了。2回、立て直したロメロは右ストレート。クルスは強い左右フックを狙う。

3回、ロメロは足を使い動きながらジャブ、右ストレート。クルスは前進しながら左右フック。4回、動くロメロにクルスは左右フックをボディから上へ返す。5回、クルスはボディ攻撃。ロメロはホールディングで減点1。6回、ジワリ前に出るクルスにロメロは動きながら、右ストレート、アッパーを打ち込む。

7回、クルスの左フック、右ストレートでロメロはグラリ。クルスはラッシュし、連打から右アッパーを決めた。8回、開始早々ロメロのダメージをドクターがチェック。試合は続行されたが、ロメロの動きは重い。クルス攻勢の最中、グローブのテープが剝がれ試合は中断。再開後、クルスは強烈な左フックをヒット。このチャンスを逃さず、怒涛の連打でレフェリーストップに持ち込んだ。