元世界4階級制覇王者でWBA、WBC、WBO世界スーパーフライ級1位、IBF5位にランクされる、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=52勝(42KO)4敗=は、昨年12月、自ら地元メディアに対し次戦は、WBO世界スーパーフライ級王者ブメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=の持つ王座に挑戦する事が決定したと発表したが、その後も試合決定の報はない。

ロマゴンと契約するTEIKENプロモーションの本田明彦代表からの了解を受け、ニカラグアに滞在中のプロモーター、オールスター・ボクシングのフェリックス・サバラJrは、「両者は対戦に対し口頭で同意しているが、試合が実現するかしないかは今週が大事」と、地元メディアに発言。

「まだ、スポンサー探しに取り組んでいる」と勝ったサバラJrだが、見通しは良好で今週末には解決できるとしているが、それを過ぎると、タイトル戦の開催は困難になると語っている。37歳のロマゴンに残された時間は多くない。試合は4月以降の開催となる。タイトル戦の決定が待たれます。

ロドリゲスvsマルテイネス

昨年12月31日に東京・大田区総合体育館で開催が決りながら、急遽中止となっていた、WBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=17戦全勝(9KO)=に、前王者で現在6位にランクされる井岡一翔(志成)=31勝(16KO)3敗1分=選手が挑むタイトル戦は、3月末の開催を目指し交渉が進められている事が伝えられている。

しかし、WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=21戦全勝(14KO)=と、プロモート契約を締結する、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、ロドリゲスとWBA王者マルティネスの対戦実現に意欲を見せ、「今にわかる」と、王座統一戦の開催を狙っている。今後に注目。