ライアン・ガルシア 再起戦 「結果」 vs11連続KO中 オスカー・ドゥアルテ 143ポンド契約12回戦

12月2日(日本時間3日)、米・テキサス州ヒューストンで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行のメイン。元WBC世界ライト級暫定王者で、WBA世界スーパーライト級4位、WBC、IBF7位、WBO15位のライアン・ガルシア(米・64.9キロ)=23勝(19KO)1敗=と、11連続KO中のWBO世界ライト級9位オスカー・ドゥアルテ(米・64.8キロ)=26勝(21KO)1敗1分=の、143ポンド契約12回戦は、ガルシアが8回2分51秒KO勝ち。

ガードを高く上げジワリ前進。左フックを強振するドゥアルテを、ガルシアが左ジャブ、フックで迎え撃つ形でスタートした試合は、徐々にヒートアップ。右ストレートを上下に打ち分け、左フックを振るドゥアルテの攻勢を、L字ガードで封じたガルシアは、接近戦で右アッパーをうまく使った。

5回、6回とドゥアルテのしつこいアタックを持て余したガルシアは、7回から横への動きを増やすと、迎えた第8ラウンド、追ってくるドゥアルテの一瞬のスキを突き左フックをヒット。さらにコンパクトな右フックを打ち込むと、ドゥアルテの膝が揺れる。ここですかさずガルシアは右フック、アッパーを追撃。ダウンしたドゥアルテは何とか立ち上がったが、ジェームス・グリーン(米)主審はテンカウントを数えた。

見事なKO勝利を飾ったガルシアは、4月にWBA世界ライト級王者ジェルボンテ・デービス(米)=29戦全勝(27KO)=に7回KO負けを喫して以来の再起に成功。試合後のリング上でガルシアの腰にはWBAチャンピオンベルトが巻かれたが、WBAはガルシアを新ゴールド王者としている。143ポンド王者?は、ファン、関係者の疑問と失笑を買っている。

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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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