9月にリング復帰が予告されていた、元世界4階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級1位、WBA、WBC2位、IBF9位にランクされる、ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=52勝(42KO)4敗=は、9月12日(日本時間13日)にニカラグア・マナグアのアレクシス・アルゲリョ体育館で、新興グエグエンセ・ボックス・プロモーション興行のメインイベントに出場が決定。

対戦相手はヘクター・ロブレス(メキシコ)=13勝(4KO)8敗3分=で、試合は116ポンド契約のノンタイトル戦で行われる。

ロブレスは2023年3月にメキシコを主戦場とする花田歩夢(フリー)=13勝(8KO)2敗1分1NC=選手と、メキシコ・モンテレイで8回戦で対戦し、6回TKO負け。昨年は3度リングに上がり1勝(1KO)1敗1分。今年は5月8日(日本時間9日)に行われた8回戦で、ジェラルド・ロドリゲス(メキシコ)=4勝(1KO)4敗=に判定勝ちを収めている。

ゴンサレスは3月下旬から4月にかけて地元ニカラグアで、WBO世界スーパーフライ級王者プメレレ・カフ(南アフリカ)=11勝(8KO)無敗3分=の持つ王座に挑戦する準備が進められていたが、この計画は頓挫。

Roman Gonzalez

3月にニカラグア・マナグアで行われた記者会見では、「2025年がボクシング人生最後の年になる。」と述べ、あと2試合を戦い引退する事を発表。

その後、9月のリング復帰が計画され、調整試合に勝利した後は、時間を置かず年内にスーパーフライ級、またはバンタム級での世界挑戦を実現させる意向を示していた。

6月に38歳の誕生日を迎えたロマゴンは、昨年7月12日(日本時間13日)にニカラグア・マナグアのアレクシス・アルゲリョ・スポーツセンターで、元世界挑戦者ロベル・バレラ(コロンビア)を10回TKOで破った試合が、約1年7ヶ月ぶりのリングだった。

38歳、1年以上のブランクとロマゴンには良い材料がないが、よもやロブレスに負ける事はあるまい。しかし、ここで快勝しないと、年内に世界挑戦とは言っていられなくなる。ラストファイトとなる世界挑戦試合は、第2の故郷である日本で行われる可能性が高いと見られているが、果たして。