前IBF世界スーパーライト級王者で、世界ウェルター級7位にランクされるリアム・パロ(オーストラリア)=25勝(15KO)1敗=と、同級8位デビッド・パポット(フランス)=30勝(5KO)無敗1分=による、IBF世界同級挑戦者決定戦は、9月18日にオーストラリア・ブリスベンのパット・ラファター・アリーナで開催が決定。
キャリア14年、29歳のサウスポー、パロは昨年6月15日(日本時間16日)にプエルトリコ・マナティで、現WBC世界同級王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)=23勝(22KO)2敗=を番狂わせの12回判定で破り世界王座を獲得。しかし、12月7日(日本時間8日)にプエルトリコ・サンファンで行われた初防衛戦で、リチャードソン・ヒッチンズ(米)=20戦全勝(8KO)=に12回判定で敗れ世界王座から陥落。
今年に入り、6月15日にオーストラリア・ケアンズで、ジョナサン・ナバーロ(米)=18勝(9KO)2敗=を5回終了棄権に追い込み再起したパロは、ウェルター級転向を表明し、IBFが指令していたスーパーライト級3位(1、2位は空位)リンドルフォ・デルガド(メキシコ)=23戦全勝(16KO)=との挑戦者決定戦への出場を辞退していた。
一方、キャリア12年のサウスポー、34歳のパポットは元IBA(国際ボクシング協会)世界スーパーウェルター級王者で、昨年はWBOゴールド・ウェルター級、IBFインターナショナル同級王座を獲得している。
ジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=34勝(30KO)無敗1NC=が返上したIBF世界ウェルター級王座は、9月13日(日本時間14日)に英・ベルファストのウィンザー・パークで、同級1位ルイス・クロッカー(英)=21戦全勝(11KO)=と、同級3位(2位は空位)パディ・ドノバン(アイルランド)=14勝(11KO)1敗=の再戦により争われる事が決定済。
パロと契約するノーリミット・ボクシング・プロモーションは、パロがパポットに勝利した場合、クロッカーvsドノバン2の勝者とのIBFタイトル戦を、オーストラリア・クイーンズランドで開催する計画を既に立てている。