7月6日(日本時間7日)に米・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで開催された、アルテム・ハルチュニァン(独)=12勝(7KO)2敗=との試合を最後に、トップランクとの契約が終了となった、WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=は、トップランクから提示された5試合、1500万ドル(約24億900万円・1試合最低保証300万ドル)の再契約を断り、フリーエージェントになる考えを明らかにした。

今後、WBA世界同級王者ジェルボンテ・デービス(米)=30戦全勝(28KO)=との王座統一戦実現が期待されるスティーブンソンは、うまくて強いが、一発はなく、打たせないために試合は盛り上がりに欠く傾向にあり、地元リングで行われたハルチュニャン戦では、ブーイングを浴び、最終ラウンド終了ゴングを待たずに席を立つ観衆も多数あった。

スティーブンソンの戦いが、観衆にアピールする事が可能な対戦相手は限られてくると見るが、今後、どんなマッチアップがなされて行くのか。各プロモーターの動向にも注目。