岩田翔吉vsレネ・サンティアゴ 「結果」 WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ

3月13日、東京・両国国技館で開催された、帝拳プロモーション興行。「U-NEXT BOXING2」で行われた、WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ。王者岩田翔吉(帝拳)=13勝(9KO)1敗=選手に、元暫定王者で同級2位の指名挑戦者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=13勝(9KO)4敗=が挑んだ一戦は、サンティアゴが判定勝ちで王座奪取に成功。

初回、足を使いながら放つサンティアゴのジャブが岩田選手にヒット。左フック、右クロスとシャープなパンチを出し、好調をうかがわせる。追う岩田選手は右アッパー。2回、動くサンティアゴはジャブから右ストレ-ト。岩田選手は左ボディ、右ボディストレート。

3回、プレスを強めた岩田選手はボディ攻撃でサンティアゴに迫り、左ボディをヒット。終盤、サンティアゴは連打を見せた。4回、岩田選手はボディ打ちから右ストレート。しかし、サンティアゴの動きは止まらない。5回、足を使うサンティアゴを追う岩田選手は、右ボディで動きを止め左フックをヒット。

6回、サンティアゴはサークリングしながらジャブ、アッパーを放ち、ストレート連打。岩田選手はボディを狙う。7回、サンティアゴは軽快に動き、岩田選手のプレスを交わし、左右スイッチを折り交ぜ、ジャブ、アッパーから多彩な連打。

8回、岩田選手はプレスを強めボディ攻撃から右アッパー、フックをヒット。9回、動くサンティアゴに岩田選手はボディを打ち、右クロス。サンティアゴは、ストレート連打。10回、岩田選手は右ボディストレートで追うが、サンティアゴは足を止めずジャブ、アッパーからからの連打を見せる。

11回、岩田選手は左フック、右ストレートでボディを狙い懸命に追うが、サンティアゴは動きながら右ストレートをヒット。最終ラウンド、サンティアゴはロングレンジからジャブ、そしてストレート連打。岩田選手も最後まで前進。ラストは激しく打ち合いながら試合終了ゴング。

公式スコアは118-110、117-111、116-112でいずれもサンティアゴ。岩田選手も良く攻めたが、徐々に真正面から単調なアタックとなり、最後まで軽快に動いたサンティアゴは、連打をまとめ、うまくポイントを引き寄せた。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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