WBAは世界スーパーライト級1位平岡アンディ(大橋)=24戦全勝(19KO)=選手と、王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=18勝(17KO)1敗=の対戦を指令。交渉期限は5月21日(日本時間22日)までで、対戦同意達しない場合は入札が開催される。

日本期待の平岡選手の世界挑戦がいよいよ秒読みとなった。平岡選手は昨年9月3日に東京・有明アリーナで開催されたWBA世界スーパーライト級挑戦者決定戦で、同級暫定王者イスマエル・バロッソ(ベネズエラ)=25勝(23KO)5敗2分=を、9回2分58秒TKOで撃破し、世界挑戦権を獲得。

ゲイリー・ラッセル写真

ラッセルは3月1日(日本時間2日)に米・ニューヨーク、ブルックリンのバークレイズ・センターで行われた、プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行で、WBA世界スーパーライト級王座を保持していたホセ・バレンズエラ(米)=14勝(9KO)3敗=に挑戦。12回判定で勝利し王座を獲得。WBAルールに基づき、王座獲得から120日以内に指名挑戦者との対戦を義務付けられた。

PBCと大橋プロモーション。どのような交渉になるのか注目ですが、日本での開催を期待。」

ガルシアvsロメロはWBA世界ウェルター級レギュラー王座決定戦

ライアン・ガルシアvsローランド・ロメロのポスター

WBAは4月12日(日本時間13日)に、米・ニュージャージー州アトランティックシティのボードウォーク・ホールで行われた、WBA、IBF世界ウェルター級王座統一戦で、WBA世界同級王者のエイマンタス・スタニオニス(リトアニア)=15勝(9KO)1敗1NC=を、6回終了TKOで破り、WBA&IBF統一王者となったジャロン・”ブーツ”・エニス(米)=34勝(30KO)無敗1NC=を、スーパー王者として認定。

5月2日(日本時間3日)に米・ニューヨークのタイムズスクエアで行われる、元WBC世界ライト級暫定王者で同級3位にランクされるライアン・ガルシア(米)=24勝(20KO)1敗1NC=と、元WBA世界ライト級暫定、元WBA世界スーパーライト級王者で同級2位のロランド・ロメロ(米)=16勝(13KO)2敗=の一戦を、WBA世界同級レギュラー王座決定戦として承認した。

スーパー王者に認定されたエニスは王座獲得の日から120日内に、同級1位シャハラム・ギヤソフ(ウズベキスタン)=17戦全勝(10KO)=との対戦を義務付けられ、さらにエニスvsギヤソフの勝者は、ガルシアvsロメロの勝者と対戦しなければならない事を指令している。

WBAルールC.17によれば、「例外的な状況において、選手権委員会と会長はチャンピオンをスーパーチャンピオンに指名し、スーパーチャンピオンの基準を定めることができる。 委員会と会長はその王座の防衛と保持の条件と要件を決定することができる」としている。

規制権限の範囲内での決定と記されているが、WBA世界選手権ルールは、いつでもどのようにでも解釈を曲げられるような印象でわかりにくく、不透明な印象で奥が深い。