WBA指令! 1位亀田和毅vs2位アフマダリエフ 世界スーパーバンタム級挑戦者決定戦

WBAは世界スーパーバンタム級1位亀田和毅(TMK)=40勝(22KO)3敗=選手と、前スーパー王者で2位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)=11勝(8KO)1敗=による挑戦者決定戦を指令。8月18日(日本時間19日)に両陣営に対し、30日間の交渉期間を与えるという公式通達を送付。勝者はスーパー王者マーロン・タパレス(フィリピン)=37勝(19KO)3敗=への挑戦権を獲得し、入札となった場合の報酬分配は50:50となっている。

亀田選手は2021年12月にメキシコ・エルモシージョで行われたWBA世界同級挑戦者決定戦で、ヨンフレス・パレホ(ベネズエラ)を判定で破り挑戦権を獲得していたが、現在に至るまで世界王者への対戦指令は出されておらず、今月に入り今後は階級を上げフェザー級で戦う事を表明。10月7日に東京・大田区総合体育館で行われる「3150FIGHT」のリングに上がる事も、亀田興毅ファウンダーから発表された。

アフマダリエフは4月に米・テキサス州サンアントニオで、タパレスに118-110、113-115、113-115のスプリット判定で敗れた直後から、判定を不満とし再戦を強く希望。提訴も辞さない構えを見せていた。しかし、WBAは再戦を認めず代わりに、6月には亀田選手との挑戦者決定戦の指令を決定していた。状況的に亀田選手がフェザー級に転級した場合は優遇されると思われる。

亀田選手がこの挑戦者決定戦に出場しなかった場合、3位ケビン・ゴンサレス(メキシコ)=26勝(13KO)無敗1分=が、アフマダリエフと戦う最有力候補になる。ゴンサレスもまた、亀田選手との対戦をセットするようWBAに盛んにアピールしていた。今後の動向に注目。

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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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