11月3日(日本時間4日)、WBAはリー・ウッド(英)=28勝(17KO)3敗=の返上により空位となっている、世界フェザー級王座の決定戦を、同級1位オタベク・ホルマトフ(ウズベキスタン)=11戦全勝(10KO)=と、同級2位レイモンド・フォード(米)=14勝(7KO)無敗1分=により行う事を指令。交渉期間は30日間で対戦同意に達しない場合は入札となる。報酬分配は50:50。

米・フロリダ州ハリウッドに拠点を置く25歳のサウスポー、ホルマトフは、3月に英・ニューカッスルで行われた挑戦者決定戦で、33勝(5KO)無敗1分のレコードを持つトーマス・パトリック・ウォード(英)を5回TKOに破り挑戦権を獲得。初回から左フックでダウンを奪うと、4回には右フックでダウン。5回に再び右フックでダウンを追加すると、ウォ―ド陣営からタオルが投げ込まれる圧勝だった。昨年、ジェルボンテ・デービス(米)のスパーリング・パートナーを務めた際も、好スパーを演じるなど、スピードとテクニックに加えパンチングパワーも併せ持つ。愛称はブルース・リー。

一方、エディ・ハーンと契約する24歳のサウスポー、フォードは4月に元WBO世界スーパーバンタム級王者ジェシー・マグダレノ(米)=29勝(18KO)2敗=と、空位のWBAコンチネンタル・アメリカ王座を賭けた12回戦で対戦。ジャブを中心に距離を支配し、4回には左フックでダウンを奪い、11回にも右フックでダウンを追加。119-107、119-107、116-110のスコアで完勝した。サウスポーの実力者同士による王座決定戦。今後の交渉の行方に注目。