WBA指令 世界ミドル級挑戦者決定戦 1位7戦7KOエルナンデスvs4位グリーン / 4/5 元暫定王者マエストレvs9位フラズ ウェルター級世界ランカー対決

WBAは世界ミドル級1位ヨエンリ・エルナンデス(キューバ)=7戦全勝(7KO)=と、同級4位イアン・グリーン(米)=19勝(12KO)2敗=による挑戦者決定戦を指令。交渉期間は4月4日(日本時間5日)までで、対戦同意に達しない場合は入札となる。

27歳のエルナンデスは2021年、2023年の世界選手権でミドル級金メダルを獲得。昨年7月にドリーム・ビッグ・マネジメントとプロモーション契約を締結。2月1日(日本時間2日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われた最新試合では、アンヘル・ルイス(メキシコ)=18勝(13KO)4敗1分1NC=を5回TKOで破り、保持するWBAコンチネンタル・ラテンアメリカ王座の初防衛に成功している。

少し前、サウジアラビアで行われるカネロvsスカルのアンダーカードで、エルナンデスがWBA王者エリスランディ・ララ(キューバ)=31勝(19KO)3敗3分=へ挑戦決定のニュースが流れたが、エルナンデス自身が、それはないと否定。「ララのことはとても尊敬しており、対戦する事はない」としていた。

しかし、エルナンデスがグリーンとの挑戦者決定戦に勝利すると、キューバ人同士の世界戦が実現する事になる。将来のスター候補エルナンデスと、4月には42歳となるが全く衰えを感じさせないララの対戦は興味深い。

4/5 元暫定王者マエストレvs9位フラズ ウェルター級世界ランカー対決

元WBA世界ウェルター級暫定王者で、現在同級7位にランクされるガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)=6勝(5KO)1敗1分=と、WBA、WBO、IBF世界同級9位のニクラウス・フラズ(プエルトリコ)=14勝(9KO)2敗=が、4月5日(日本時間6日)に米・ペンシルベニア州フィラデルフィアの2300・アリーナで開催される、ProBoxTv興行のメインイベントで対戦する事が決定。

38歳のマエストレは昨年5月4日(日本時間5日)に米・ラスベガスのT-モバイル・アリーナで、WBA世界ウェルター級レギュラー王者エイマンタス・スタニオニス(リトアニア)=15勝(9KO)無敗1NC=に挑戦し、12回判定負けを喫して以来の再起戦。

プロキャリア10年となる29歳のフラズは現在5連勝中で、WBAコンチネンタルUSA王座を保持。マエストレを破り上位進出を狙う。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

This website uses cookies.