来年1月3日（日本時間4日）にプエルトリコ・サンファンのロベルト・クレメンテ・コロシアムで開催される、DAZN放映のモスト・バリュアブル・プロモーション（MVP）興行に組みこまれている、WBA世界フライ級1位、WBC4位、WBO7位ヤンキエル・リベラ（プエルトリコ）＝7勝（3KO）無敗1分＝と、元WBO世界ライトフライ級王者で、WBO世界フライ級6位にランクされるジョナサン・ゴンサレス（プエルトリコ）＝28勝（14KO）4敗1分1NC＝の12回戦は、WBA世界フライ級暫定王座決定戦として行われる。
リベラは8月23日（日本時間24日）に米・フロリダ州オーランドで行われた、WBA世界同級暫定王座決定戦で、アンジェリーノ・コルドバ（ベネズエラ）＝19勝（12KO）無敗2分1NC＝の老獪な戦術に巻き込まれ12回引き分となり、せっかく用意されたチャンスをものに出来なかった。
その後、リベラとコルドバの再戦は話題に上がらず、11月に入ってリベラとゴンサレスの対戦が決まった。ゴンサレスは昨年10月14日に東京・有明アリーナで、WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ（米）＝10勝（7KO）1敗＝の持つ王座に挑戦したが、初回、2分25秒TKO負け。
偶然のバッティングにより左目上を負傷したゴンサレスは、「目が見えない」とロバート・ホイル（米）主審に訴え試合は停止された。ホイル主審はゴンザレスが試合をやめるつもりだと判断し、ゴンザレスのTKO負けを決定し、リングアナウンサーに通告したが、JBCは最初、初回2分25秒無判定と裁定。しかし、後日、試合結果はオラスクアガのTKO勝利に変更された。
再戦を訴えたゴンサレスだが、同月28日（日本時間29日）からプエルトリコで開催されたWBO総会で、再戦の承認を得る事が出来ず、以来リングには上がっていない。
プエルトリカン同士の出直し戦は、WBA第2の世界王座決定戦となった。リベラが今度こそ期待に応え暫定世界王座を獲得するのか、それともゴンサレスが復活を果たし、暫定ながら2階級制覇を達成するのか。順当ならリベラだが。
