2024年12月31日(日本時間1月1日)、WBAは最新ランキングを発表。2024年大晦日に東京・大田区総合体育館で行われた、世界スーパーフェザー級挑戦者決定10回戦(主催者発表)で、元世界同級王者で14位にランクされるレネ・アルバラード(ニカラグア)=34勝(22KO)15敗=を8回TKOで破った、 堤 駿斗(志成)=6戦全勝(3KO)=選手が、前回9位から4位に上昇。
12月19日(日本時間20日)にドミニカ、サント・ドミンゴで行われた、世界ライトフライ級王座決定戦で、エリック・ロサ(ドミニカ)=8戦全勝(2KO)=が、ネイダー・バルデス(メキシコ)=14勝(11KO)2敗2分=を12回判定で破り新王者となったライトフライ級では、高見亨介(帝拳)=7戦全勝(5KO)=選手が3位(1位は空位)に上昇。
海外のファンからも注目され始めている高見選手は、次戦でWBO8位、WBC10位、IBF13位の川満俊輝(三迫)=11勝(7KO)1敗=選手の保持する日本同級王座への挑戦が予定されており、実力者の川満選手に勝てば、いよいよ世界挑戦が見えて来る。
2位にランクされるアルビン・ホン・パシオネス(フィリピン・ベトナム在住)=10戦全勝(5KO)=は、昨年12月26日にタイ・バンコクでシャン・リー(中国)=9勝(4KO)3敗2分=を12回判定で破り、保持するWBA同級王座の防衛に成功している。
王座決定戦を制し新王者となったロサに対し、WBAはパシオネスとの対戦を義務付けるのか。それとも挑戦者決定戦を指令するのか。今後のビジネスが注目されます。
スーパー王者にオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=23戦全勝(14KO)=が君臨し、レギュラー王者にクブラト・プーレフ(ブルガリア)=31勝(14KO)3敗=が認定されているヘビー級では、前回6位だったファビオ・ウォードリー(英)=18勝(17KO)無敗1分=が、一気に1位へと躍進。
フランク・ウォーレンのクイーンズベリー・プロモーションと契約するウォードリーは、昨年10月12日(日本時間13日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、前の試合で引き分けていたフレイザー・クラーク(英)=8勝(6KO)1敗1分=を初回TKOで破った後、WBAランキング入り。その後、何をしたわけでもなく、いきなり1位に上昇した事から、レギュラー王者プーレフへの挑戦が確実視されている。