11月11日(日本時間12日)、英・ニューカッスルのユーティリタ・アリーナ・ニューカッスルで開催された、WBAインターコンチネンタル・スーパーバンタム級王座決定戦。前王者でWBA6位のシャバズ・マスード(英)=11戦全勝(4KO)=と、WBA暫定世界王座への挑戦経験を持つホセ・サンマーティン(コロンビア)=34勝(21KO)7敗1分=の一戦は、マスードが判定勝ち。スコアは98-92、96‐94マスードと、96‐94サンマーティンのスプリット。

試合はガードを上げ前傾姿勢で押し込んで来るサンマーティンを、サウスポースタイルのマスードが動いて交わしながら左カウンターを狙う展開に終始。右を振り、左右フックでボディを叩くサンマーティンだが、命中度は今一つ。一方のマスードも終盤はオーソドックに戻したりしたが、完全に捌いたとはいえないまま試合終了。クリーンヒットで上回ったマスードが1年ぶりのリングで勝利した。

両選手は10月21日(日本時間22日)に英・リバプールのM&Sバンク・アリーナで行われたジャック・カテロールvsホルヘ・リナレス興行で対戦が決まっていたが、計量直後にマスードが体調を崩し試合はキャンセル。プロモーターのマッチルーム・ボクシングは、すぐに再スケジュールを決め、サンマーティンをそのまま英国に滞在させていた。