2月24日(日本時間25日)、米・フロリダ州オーランドのカリビ・ロイヤル・オーランドで開催された、WBA世界バンタム級挑戦者決定12回戦。同級2位アントニオ・バルガス(米)=17勝(9KO)1敗1NC=と、同級3位ジョナサン・ロドリゲス(米)=17勝(7KO)1敗1分=の一戦は、バルガスが7回終了TKO勝ち。

静かな立ち上がりが終わろうとした初回終了間際、ロドリゲスの右ストレートでバルガスがダウン。しかし、2回はバルガスが逆襲。左フックを効かせ、追撃の右でダウンを奪い返した。3回、バルガスが圧力をかけ左フック、右ストレートを打ち込む。足を使うロドリゲスは打ち終わりに左フックを合わせる。

4回、打って出たバルガスはロドリゲスの左フックで一瞬ふらつくが、その後は連打で攻勢。バルガスが仕掛け、ロドリゲスがサークリングしながら、時折パンチを返す展開となったが、劣勢のロドリゲスは徐々にダメージを蓄積。迎えた第7ラウンド終了間際、バルガスの左フックでロドリゲスはダウン。立ち上がりラウンド終了ゴングを聞いたが、8回開始ゴングを待たず、陣営は棄権を申し入れた。

WBA世界バンタム級は同級1位石田 匠 (井岡)=34勝(17KO)3敗=選手がオフィシャルチャレンジャーとして、王者井上拓真(大橋)=19勝(5KO)1敗=選手への挑戦の時を待っており、バルガスはその次の指名挑戦者となる。