WBA最新ランキングで、前回ノーランクだったトップランク・ファイターのブルース・キャリントン（米）＝11戦全勝（7KO）＝が、１位に入り込んだ。昨年7月25日に４団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥（大橋）＝２７戦全勝（24KO）＝選手に敗れて以来、試合のないスティーブン・フルトン（米）＝21勝（8KO）１敗＝は２位に後退。5月6日に井上選手に敗れたルイス・ネリ（メキシコ）＝35勝（27KO）2敗＝は３位となった。

同級王者は６月１日（日本時間２日）にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで、レイモンド・フォード（米）＝15勝（8KO）1敗1分＝を１２回判定で破った、ニック・ボール（英）＝１９勝（11KO）無敗１分＝が君臨。

フォードがポールに勝った場合、減量苦から王座を返上し、スーパーフェザー級に転じる事が決まっていたが、フォードの敗戦により、王座決定戦でネリとの対戦を待ち望んでいたフルトンは、ステップアップを要する事になった。

また、フォードをプロモートするマッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ（米）＝２5勝（10KO）１敗１分＝に、今秋、フォードを挑戦させたい意向を明らかにしている。