WBA世界スーパーフライ級挑戦者決定12回戦 「結果」 2位ジョン・ラミレスvs7位ロナール・バティスタ

10月21日(日本時間22日)、米・カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで開催されるた、ゴールデン・ボーイ・プロモーション(主導)と、トップランク共催興行で行なわれた、WBA世界スーパーフライ級挑戦者決定12回戦。同級2位(1位は空位)ジョン・ラミレス(米)=12戦全勝(8KO)=と、同級7位ロナール・バティスタ(パナマ)=15勝(9KO)3敗=の一戦は、ラミレスが4回KO勝ち。

試合は積極的に仕掛けるラミレスが3回、右でバティスタをグラつかせ、連打で追い込むと、続く第4ラウンド、ラミレスはプレスを強めバティスタに襲い掛かり、上手い左ボディでダウンを奪う。再開後、一気に出たラミレスはコンパクトな連打から痛烈な右フックをヒット。バティスタがキャンバスへ崩れ落ちると、ジャック・リース(米)主審は即座に試合をストップ。ラミレスが井岡一翔(志成)選手の持つWBA王座への挑戦権を獲得した。

フライ級10回戦。WBO世界フライ級5位、WBA7位リチャード・サンドバル(米)=22勝(16KO)2敗=と、25連勝中のビクトル・サンドバル(メキシコ)=37勝(23KO)3敗=の一戦は、リチャードが判定勝ち。スコアは97-93、97-93、96-94。

好戦的スタイル同士のサンドバル対決は、初回から多彩なパンチの交換となったが、左ジャブを中心にインサイドからのパンチでリチャードが徐々に抜け出し、中盤は左右アッパーを決め、ボディ攻撃でビクトルを後退させた。終盤戦。主導権を握ったリチャードは、先攻めで右ストレートを当て、上手く引いてビクトルの反撃を交わし、地力の差を見せた。

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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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