12月31日、東京・大田区総合体育館で行なわれたフェザー級10回戦。東洋太平洋同級王者で、WBC世界同級12位の 堤 駿斗(志成)=3戦全勝=選手と、WBA世界同級15位ルイス・モンシオン・ベンチャーラ(ドミニカ)=11戦全勝(9KO)=の一戦は、堤選手が3回2分14秒TKO勝ち。
初回、堤選手は左ジャブから、右アッパー、左ボディでベンチャーラに迫り、ベンチャーラは早くも鼻から出血。第2ラウンドは接近戦となり、ベンチャーラも左ボディで堤選手に迫ったが、堤選手はタイミングよく右アッパー、左ボディを決め優勢。
続く第3ラウンド、堤選手の左フックでベンチャーラはダウン。立ち上がり再開に応じたベンチャーラだが、堤選手の左ボディから右フックで2度目のダウンを喫すると、ノーカウントで試合はストップされた。堤選手の快勝。ベンチャーラはこれまで8回戦の経験が一度だけで、これまでの対戦相手の質を見ても、なぜ世界ランクに入っているのか疑問に感じる選手で、堤選手の実力は疑いない所ですが、世界王座への接近は今後のマッチメイクに期待がかかる。