12月16日(日本時間17日)に米・リゾナ州グレンデールののデザート・ダイヤモンド・アリーナで開催された、WBCインターナショナル・フライ級戦。王者でWBC7位、IBF8位、WBO9位、WBA11位のガラル・ヤファイ(英)=5戦全勝(4KO)=に、挑戦者ロッコ・サントマウロ(米)=22勝(6KO)2敗=が挑んだ一戦は、ヤファイが判定勝ち。スコアは99-91、98-92、97-93。
サウスポーのヤファイは開始ゴングと共にサントマウロに圧力をかけ、左ストレート、右フック、アッパーと多彩なパンチで迫ったが、攻めきれずラウンドを消化。中盤以降、攻めあぐねるヤファイにサントマウロの右ストレート、左フックがタイミングよくヒットする場面が度々見られ、今後への課題を残した。
WBAコンチネンタル・スーパーバンタム級戦。王者でWBA10位のピーター・マグレイル(英)=8戦全勝(5KO)=に、挑戦者ジャリコ・オクイン(米)=16勝(8KO)1敗1分=が挑んだ一戦は、オクインが5回2分19秒KO勝ち。サウスポーのマグレイルは、ロマチェンコによく似た動きでオクインに迫り、2回には左ストレートで早くもダウンを奪った。
スピードあるサイドへの動きから自在にオクインを追ったマグレイルは、4回にも左ストレートでダウンを追加。迎えた第5ラウンドも快調に飛ばしていたが、飛び込み様に左ストレートを伸ばした後、オクインが放った右フックがマグレイルを痛打。キャンバスへ崩れ落ちたマグレイルは、そのまま動けずテンカウントを聞いた。番狂わせ。