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WBCは英国アンチ・ドーピング機関(UKAD)から、世界アンチ・ドーピング規程(WADC)に基づくすべての競技活動から2年間の出場停止処分を受けた、WBC世界フライ級1位フランシスコ・”チワワ”・ロドリゲスJr(メキシコ)=41勝(28KO)6敗1分2NC=の世界フライ級挑戦者決定戦出場を容認。

ロドリゲスJrは5月23日(日本時間24日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのタウン&カントリー・ホテルで開催される、エディ・レイノソ主導興行のメインイベントで、WBC世界同級2位アンジェリーノ・コルドバ(ベネズエラ)=19勝(12KO)無敗2分1NC=と、WBC世界フライ級挑戦者決定戦で対戦する。

ロドリゲスJrは昨年6月21日(日本時間22日)に英・バーミンガムで行われた、暫定王者ガラル・ヤファイ(英)=9勝(7KO)1NC=戦で勝者となったが、自主的アンチドーピング協会(VADA)によるドーピング検査で、興奮剤ヘプタミノールの陽性反応が検出され、WBCは判定勝利の結果を覆し、ノーコンテストに変更するよう試合を管理したBBBofC(英国ボクシング管理委員会)に求めていた。

Francisco Rodriguez Jr. vs. Galal Yafai
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3月30日(日本時間31日)付けで、UKADはロドリゲスJrの尿検体から競技で禁止されているオクトドリン、ヘプタミノール、オキシロフリンの陽性反応が検出されたことを確認。2025年7月30日(日本時間31日)から2年間の出場停止処分を科した。 UKADは何度も通知したがロドリゲスJr側からの返事はなく、弁明もなかった事を明かしている。

WBCはVADAからの陽性反応を受けロドリゲスJr陣営と接触。WBCの調査に対し陣営は、WBCが主導するクリーン・ボクシング・プログラム(CBP)への参加に於いて、摂取している事を報告していた、エネルギー増強サプリメント「リポドレン」を証拠品として提出。

刺激剤を含むサプリメントには、オクトドリンやその他の禁止物質が含まれている、あるいはそれらで汚染されていることが確認されているという十分な科学的文献がある事から、WBCはロドリゲスJrがオクトドリンで汚染されていた可能性のある、「リポドレン」を意図せず摂取していたと断定。

Francisco ‘Chihuas’ Rodriguez Jr
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WBCは過去の事例に於いてUKADがWBCからの打診に一度も応じておらず、WBC・CBPやその結果管理に関する裁定、あるいは裁定合意を一切認めていないと位置付け、WBCとロドリゲスJrとの間で締結された、公正かつ公平な裁定合意に基づき、ロドリゲスJrがWBC認定の試合へ出場する事を容認。

世界アンチ・ドーピング規程に基づく世界的な出場停止処分が適用されたにもかかわらず、ロドリゲスJrの挑戦者決定戦への出場を認めたWBCの決定には、多くのファン、関係者から疑問の声があがっている。

ヤファイがロドリゲスJrとの試合で被ったダメージは相当なものだが、それは全く考慮されていない。意図的ではないとしても、この世界は結果が全てだと思われるが。

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