WBC世界スーパーフェザー級王者オシャキー・フォスター(米)=24勝(12KO)3敗=は、WBA世界スーパーフェザー級レギュラー王者ジェームス・”ジャザ”・ディケンズ(英)=36勝(15KO)5敗=に対戦を呼びかけ。「英国でも構わない。早くやろう」と、早期実現を希望している。

フォスターは12月6日(日本時間7日)に米・テキサス州サンアントニオで、スティーブン・フルトン(米)=23勝(8KO)2敗=に完勝し、WBC世界ライト級暫定王座を獲得したが、スーパーフェザー級に留まる事を決め、ライト級暫定王座は返上。

ディケンズは12月27日にサウジアラビア・リヤドで、同級3位の堤駿斗(志成)=8戦全勝(5KO)=選手の挑戦を受ける事が決まっていたが、堤選手の負傷により中止となっている。

世界スーパーフェザー級は、来年2月28日(日本時間3月1日)に、米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナで、WBO王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=39勝(32KO)2敗1分1NC=と、IBF王者エドゥアルド・”シュガー”・ヌニェス(メキシコ)=30勝(28KO)1敗=による王座統一戦が決定済。

Emanuel Navarrete vs.Eduardo Nunez

フォスターvsディケンズが時を同じくして実現すれば、その先に勝者同士による4団体王座統一戦の開催も見えて来る。

WBCは1位マーク・マグサヨ(フィリピン)=28勝(18KO)2敗=と、同級2位マイケル・マグネシ(イタリア)=25勝(13KO)2敗=による挑戦者決定戦が、来年1月31日(日本時間2月1日)に米国で開催を予定。3位にランクされるレイモンド・フォード(米)=18勝(8KO)1敗1分=が、フォスターへの挑戦を希望し挑発しているが、フォスターは次戦で自由に対戦相手を選べる。

WBAランキングは1位にエルヌール・サメドフ(ロシア)=20勝(9KO)1敗=、2位スルタン・ザウルベック(カザフスタン)=20戦全勝(13KO)=となっているが、IBFで3位(1、2位は空位)のザウルベックはIBF挑戦者決定戦へ出場の可能性もある。

WBAが暫定王者からレギュラー王者に繰り上がったディケンズに、ランキング上位者との対戦を指令するのかは不透明。また、空位となった暫定王座を狙う動きも出て来るだろう。今後の動向に注目。