WBC指令! シャクール・スティーブンソンvsウィリアム・セペダ 世界ライト級指名戦

WBC世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=22戦全勝(10KO)=と、同級1位ウィリアム・セペダ(メキシコ)=31戦全勝(27KO)=による指名戦開催を指令した事を、WBCマウリシオ・スライマン会長が発表。両陣営が対戦同意に達しなかった場合、8月20日(日本時間21日)に入札が行われる。

トップランクから提示された5試合、1500万ドル(約24億900万円・1試合最低保証300万ドル)の再契約を断り、フリーエージェント宣言したスティーブンソンは、13日(日本時間14日)に米・ペンシルべニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・アリーナで開催された、DAZN放映のマッチルーム・ボクシング興行でインタビューを受けたが、「エディ・ハーンは最高のプロモーターだと思うが、他からのオファーも検討したい」と、今後の動向に付いては慎重な構えを見せていた

その一方、セペダとの対戦に付いては、「彼はパンチを連発する。 彼は自分のスタイルを持っていて素晴らしいけど、ああいう選手は僕の良さを引き出してくれるだろう」と、自信のコメント。

4団体で世界1位にランクされるセペダをプロモートする、ゴールデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤは、スティーブンソンがGBPと契約するなら試合の実現へ向け動くが、そうでなければ他の選択肢がある事を示唆。ターゲットとする、WBO王者デニス・ベリンチク(ウクライナ)=19戦全勝(9KO)=への挑戦を実現させる構えを見せており、その可能性は高い。

スティーブンソンは、トップランクから提示された以上の高額報酬を追い求めると、試合枯となる事も予想されているが、果たしてどうなるか。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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