WBC 即時再戦指令! パンヤvsカニサレス 世界ライトフライ級タイトル戦

WBCは世界ライトフライ級王者パンヤ・プラダブスリ(タイ)=44勝(27KO)2敗=と、同級1位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)=27勝(19KO)3敗1分=の即時再戦を指令。交渉期限は2月18日(日本時間19日)までで、対戦同意に達しない場合は入札となる。

両者は昨年12月26日にタイ・バンコクのラジャナムダン・スタジアムで行われた王座決定戦で対戦。パンヤがスプリットの判定勝ちで新王者となったが、YouTube Channel、ESPNで放映された試合直後から、判定に対する非難が殺到。

世界中のファン、関係者から2024年最悪とまで批判されたこの判定に付いて、WBCのマウリシオ・スライマン会長もすぐに反応。「ジャッジのパフォーマンスには失望している。関連委員会に対し、即時再審査を命じるつもりだ」と、自身のSNSへ投稿。WBCリング関係者は、そのパフォーマンスに責任を負うとして、この試合結果に対し遺憾の意を顕にし、強い態度で改善に乗り出す意向を示していた。

公式スコアはザナシール・タズナー(モンゴル)116-112、アントニオ・カリージョ(米)115-113でパンヤと、マルコム・ブルナー(オーストラリア)114-114の2-0だったが、パンヤの勝利を告げられた瞬間、ラジャナムダン・スタジアムの観衆は、大ブーイング。あれだけ熱狂的な地元ファンでさえも、パンヤの完敗を認めていた。

再戦はタイ以外の中立国で行われる事を期待したいが、王者の地元タイで行われる可能性が高い。WBCは前回同様の結果になる事を憂慮し、有能で完全に公平なジャッジを派遣する意向を示している。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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