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12月5日(日本時間6日)、WBCは最新ランキングを発表。スーパーフライ級1位にローマンゴンサレス(ニカラグア)が復活。1位だったカルロス・クアドラス(メキシコ)を破った坪井智也(帝拳)選手は、いきなり2位にランクインし、3位のリカルド・マラジカ(南アフリカ)との挑戦者決定戦を指令されている。

しかし、マラジカは11月29日(日本時間30日)に南アフリカ・ヨハネスブルグで行われた、IBF世界同級挑戦者決定戦でビンス・パラス(フィリピン)を破りIBF王座への挑戦権を獲得しており、マラジカが出場を辞退すれば4位に入った前WBA王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)と対戦する事になるが、これはちょっと考えにくい。

5位のアンドリュー・モロニー(オーストラリア)は、IBFの指名挑戦者として12月27日にサウジアラビア・リヤドで開催される、世界スーパーフライ級王者ウィリバルド・ガルシア(メキシコ)=23勝(13KO)5敗2分1NC=と、寺地拳四朗(BMB)=25勝(16KO)2敗=選手のタイトル戦勝者との対戦が義務付けられており、これもなし。

そうなると6位のジェイアール・ラクィネル(フィリピン)に順番が回って来る。WBA、WBC、WBO王座を保持するジェシー・”バム”・ロドリゲス(米)はバンタム級転向が確実視されており、王座返上となれば1位にランクされたロマゴンに有終の美を飾る出番が回って来る事になり、王座返上のタイミングによっては挑戦者決定戦への出場が決っている選手以外と、王座決定戦を行う可能性も否定できない状況に見える。

Tenshin Nasukawa
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バンタム級は新王者に井上拓真(大橋)選手。1位はファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)で、2位に井上選手に敗れた那須川天心(帝拳)選手がランクされ、エストラーダとの挑戦者決定戦を指令されている。3位に前回4位のアンドリュー・ケイン(英)、前回5位の井岡一翔(志成)選手は4位にアップ。前回9位の増田選手は5位、同じく10位だった武居選手は6位に上昇した。

ライトフライ級は、12月4日にタイ・バンコクのマリオット・マーキス・クイーンズ・ホテルで行われたWBC世界ライトフライ級王座決定戦で、元WBA世界ミニマム級スーパー王者で、WBC世界ミニマム級1位のタンマヌーン・ニヨムトロン/ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)が、3位ジュニア・サラテ(アルゼンチン)を12回判定で破り新王者となったはずだが、休養王者とされたカルロス・カニサレス(ベネズエラ)が王者のままで、タンマヌーンは2位、サラテは4位となっている。

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