4団体統一世界ライトヘビー級王者ドミトリー・ビボル(ロシア)=24勝(12KO)1敗=は、WBCから指令されていた暫定王者デビッド・べナビデス(米)=30戦全勝(24KO)=とのWBC王座統一戦の交渉期限終了を前に、WBC王座を正式に返上。WBCはべナビデスを暫定王者から正規王者として認定した。
これを受け、WBCのマウリシオ・スライマン会長は、ビボルがべナビデス戦で提示された800万ドル(約11億6540万円)のオファーを断った事を明かし、前4団体統一王者アルツール・ベテルビエフ(ロシア→カナダ)=21勝(20KO)1敗=との再戦での報酬は、270万ドル(約3億9300万円)だった事を公にした。
ビボルはWBC王座を返上し、べテルビエフとの3度目の対戦を選択。ビボルの弁護士パット・イングリッシュは、統一王者の防衛戦ローテーション・システムは、今回IBFが主管団体であると主張していることを指摘。何年も前に設定されたローテーション・システムを、WBCが守れない事に対し落胆しているとの書蘭を、スライマン会長に送っていた。
WBCライト級 スティーブンソンvsセペダ 対戦指令
WBCは世界ライト級王者シャクール・スティーブンソン(米)=23戦全勝(11KO)=と、同級暫定王者ウィリアム・セペダ(メキシコ)=33戦全勝(27KO)=の対戦を指令。交渉期限は5月8日(日本時間9日)で、対戦同意に達しない場合は入札となる。報酬分配はスティーブンソン70%で、セペダが30%となる。
3月29日(日本時間30日)にメキシコ・カンクンで行われた、暫定王座の初防衛戦でテビン・ファーマー(米)=33勝(8KO)8敗1分1NC=との再戦に12回判定勝ちしたセペダを擁するゴールデン・ボーイ・プロモーションのオスカー・デラホーヤは、試合後、スティーブンソンとのWBC王座統一戦を実現させる意向を明らかにし、スティーブンソンの共同マネージャー、ジョシュ・デュビンもは、「セペダと戦う事で合意している」とコメント。
デラホーヤは、「夏の終わりまでには実現させたい」と語り、米国での試合開催を目指している。「ゼペダのようなパワーに優れ、手数も多いパンチャーを相手に、打たれないことはほとんど不可能だ」とするデラホーヤは、 「スティーブンソンが透明人間であろうと、ゼペダは彼を見つけて打ちのめす」と、打倒スティーブンソンに自信満々。
”リヤド・シーズン”を主導するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣は、スティーブンソンィに対しセペダ戦で300万ドルのオファーを提示したとされているが、500万ドル以上は支払う考えがないことも明らかにされ、スティーブンソンにはスーパースターになる要素を見出していないとの見解も伝えられている。
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