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12月13日(日本時間14日)、米・ロサンゼルスのエース・ミッション・スタジオで開催された、バッシュ・ボクシング・プロモーション興行のメインイベント。WBC世界クルーザー級タイトル戦。王者バドゥ・ジャック(スウェーデン)=29勝(17KO)3敗3分=に、元王者で同級1位にランクされるノエル・ミカエリアン(アルメニア)=27勝(12KO)3敗=が挑んだ指名戦は、ミカエリアンが判定勝ち。

両者は5月3日(日本時間4日)にサウジアラビア・リヤドのザ・べニューで対戦。ジャックが休養王者だったミカエリアンを、115-113、115-113、114-114の僅差判定で破り初防衛に成功したが、判定を不服とするミカエリアン陣営のドン・キングがWBCに対し再戦を要求し認められていた。

Badou Jack vs. Norair Mikaeljan
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約7ヶ月ぶりに行われた再戦は、序盤戦、35歳のミカエリアンと42歳のジャックが激しく競り合ったが、7回以降ジャックは急減速。7回には後頭部への打撃でミカエリアンが減点され、8回にはブレイク後のパンチでジャックが減点されるという荒れた展開となったが、終盤はミカエリアンがペースを握り試合終了。

公式スコアは116-110、116-110、115-111。返り咲き王者ミカエリアンは、IBF王者ジェイ・オペタイア(豪)=29戦全勝(23KO)=との王座統一戦が、来年3月にも米国開催で計画され、敗者ジャックは引退を示唆している。

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