9月2日(日本時間3日)に開催された、WBC世界スーパーライト級指名戦。王者スブリエル・マティアス(プエルトリコ)=23勝(22KO)2敗=と、同級1位ダルトン・スミス(英)=17戦全勝(13KO)=の入札は、マティアスをサポートするフアン・オレンゴのフレッシュ・プロダクションが190万ドル(約2億8千213万円)で落札に成功。スミスとプロモート契約を締結する、エディ・ハーンのマッチルーム・ボクシングは、171万ドル(約2億5千390万円)で競り負けた。
両者の対戦は”リヤド・シーズン”を主導するサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣が、11月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドのANB・アリーナで開催する、ザ・リングIV 「ナイト・オブ・ザ・チャンピオンズ」に組み入れる事を宣言し交渉が進められていたが、最終的にマティアス陣営と報酬面で同意に至らず、急遽入札に持ち込まれていた。
興行権獲得に成功したフレッシュ・プロダクションは、11月から12月にかけてプエルトリコで試合を開催する意向を明らかにしており、近く詳細が発表される。
また、マティアスvsスミスの勝者は、7月12日(日本時間13日)に米・ニューヨーク、クイーンズのルイ・アームストロング・スタジアムで行われたタイトル戦で、マティアスに113-115、113-115、114-114の僅差判定で敗れ王座を失った、アルベルト・プエジョ(ドミニカ)=24勝(10KO)1敗=との対戦が義務付けられている。