WBO1位アーノルド・バルボサJr vs ゾリサニ・ンドンゲニ 「結果」 スーパーライト級10回戦

1月6日(日本時間7日)、米・ラスベガスのヴァージン・ホテルズ・ラスベガスで開催された、ゴールデン・ボーイ・プロモーション興行で行われた、スーパーライト級10回戦。WBO世界同級1位、WBC6位、IBF13位アーノルド・バルボサJr(米)=28戦全勝(10KO)=と、ゾリサニ・ンドンゲニ(南ア)=31勝(18KO)3敗=の一戦は、バルボサJrが8回3分TKO勝ち。

初回、どっしりと構えるバルボサJrは、速い左ジャブから右ストレートで世界1位の貫録を見せる。2回にはタイミングの良い右ストレートを打ち込み、ンドゲニを追い込んで行く。3回、プレスを強めたバルボサJrに対し、ンドゲニは後退しながら左アッパー、左右フックを放つが、バルボサJrの固いブロックに阻まれる。

4回、バルボサJrの右ストレート、左ボディでンドゲニは追い込まれて行くが、懸命の反撃。しかし、当たらない。5回、右を打ち込むチャンスを伺うバルボサJrは、ストレート、アッパーを狙い打ち。続く連打を受けンドゲニはダウン寸前のピンチ。

6回、ンドゲニも打っていくがバルボサJrは右ストレート、左ボディを打ち込み寄せ付けない。7回、バルボサJrのボディ攻撃でンドゲニの動きが止まり、何度もバルボサJrの右が決まる。試合はワンサイドゲームとなり、8回開始前にはンドゲニにドクターチェックが入った。

8回もバルボサJrの攻撃に耐えラウンド終了ゴングを聞いたンドゲニだが、蓄積されたダメージは大きく、ドクターチェックの後、ラウル・カイズJr(米)主審は試合をストップ。バルボサJrが地力の違いを見せ、ゴールデン・ボーイ・プロモーション加入第一戦を飾った。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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