WBO ウシクvsパーカー 世界ヘビー級王座統一戦指令 / 4/5 ジョイスvsフルコビッチ

WBOは3月13日付けで、WBO、WBC世界ヘビー級&WBAスーパー王座を保持するオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=23戦全勝(14KO)=に対し、暫定王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)=36勝(24KO)3敗=とのWBO世界ヘビー級王座統一戦を指令。交渉期間は30日間で、対戦同意に達しない場合は入札が行われる。

ウシクは昨年12月21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われた、タイソン・フューリー(英)=34勝(24KO)2敗1分=との再戦に勝利した後、あと2試合でリングからの引退を示唆。次の対戦相手として、2月22日(日本時間23日)にサウジアラビア・リヤドで対戦が決まっていた、IBF世界ヘビー級王者ダニエル・デュボア(英)=22勝(21KO)2敗=と、パーカの勝者との対戦を希望。

しかし、デュボアは試合を前に体調不良を訴え、パーカー戦をキャンセル。パーカーはデュボアの代わりに、WBC、WBO世界同級2位、IBF3位、WBC4位にランクされていたマーティン・バコレ(コンゴ)=21勝(16KO)2敗=と対戦。第2ラウンド、右オーバーハンド一発でバコレを沈める豪快なTKO勝利を飾っている。

WBOのグスタボ・オリビエリ会長は、「暫定チャンピオンの地位を速やかに消滅させる。 この措置は1階級につきチャンピオンは1人だけという我々の確固たるポリシーに沿ったものです」と、ウシクvsパーカー対戦指令決定について語っている。

4/5 ジョイスvsフルコビッチ

4月5日(日本時間6日)に英・マンチェスターのコープ・ライブ・アリーナで開催される、フランク・ウォーレン率いるクイーンズベリー・プロモーションのDAZN進出興行のメインイベントは、元WBC世界ヘビー級暫定王者ディリアン・ホワイト(英)=31勝(21KO)3敗=と、元WBO世界同級暫定王者ジョー・ジョイス(英)=16勝(15KO)3敗=の対戦が決まっていたが、ホワイトが負傷により出場をキャンセル。

ジョイスはホワイトに代わりWBA、IBF世界ヘビー級6位、WBC9位にランクされるフィリップ・フルゴビッチ(クロアチア)=17勝(14KO)1敗=と対戦する事が決定。

フルコビッチは昨年6月1日(日本時間2日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで行われた、IBF世界ヘビー級暫定王座決定戦でデュボアに8回TKO負けを喫して以来の再起戦となる。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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