WBO女子世界フェザー級暫定戦 「結果」 IBFライト級1位グスタボ・レモス 体重超過欠場 ルナ・パーク興行

8月18日(日本時間19日)、アルゼンチン・ブエノスアイレスのルナ・パークで開催された、WBO女子世界フェザー級暫定王座戦。王者ブレンダ・カレン・カラバハル(アルゼンチン)=18勝(9KO)5敗1分=に、同級7位ダニラ・ラモス(ブラジル・アルゼンチン在住)=11勝(1KO)2敗=が挑んだ一戦は、38歳のラモスが判定勝ちで新王者。アルゼンチン人3人のジャッジのスコアは97‐92、95-93ラモスと、96-92カラバハルのスプリット。ラモスは4回にダウン、6回に減点1。

この日のメインカードに出場が決まっていたIBF世界ライト級1位グスタボ・レモス(アルゼンチン)=28戦全勝(18KO)=は、ハビエル・ホセ・クラベロ(アルゼンチン・62.3キロ)=30勝(7KO)10敗2分=と対戦する予定だったが、前日計量で63.5キロの契約ウェイトを4キロオーバー。2時間後の再計量でも66.5キロまでしか落ちず、試合はキャンセルされた。

レモスは昨年3月にルナ・パークで、元IBF世界フェザー級王者リー・セルビー(英)=28勝(9KO)4敗=との挑戦者決定戦に5回TKO勝ちし、世界王座への挑戦権を獲得して以来の試合だった。ライト級の4団体統一王者(WBCは休養)デビン・ヘイニー(米)=30戦全勝(15KO)=は、次戦で階級を上げWBC世界スーパーライト級王者レジス・プログレイス(米)=29勝(24KO)1敗=へ挑戦する事が確定的で、たとえ敗れてもライト級リミットで戦う事はないだろうと見られている。

現在の所、クラベロ戦がすぐに再スケジュールされのかどうかは不明。長いブランクが影響したのか、スーパーライト級リミットを作れなかったレモスだが、IBF世界ライト級王座に一番近い位置にいるのは確か。しかし、今後ライト級で戦えるのかどうかを、まず証明しなければ世界戦出場は厳しいだろう。IBFの動きにも注目。

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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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