7戦7KO・武居由樹vsマリオ・ディアス 「結果」 WBA、IBF15位坂間叶夢vs ジョン・ポール・ガブニラス

26日、東京・有明アリーナで行われた、前東洋太平洋スーパーバンタム級王者で、WBC世界同級9位、IBF10位、WBO15位にランクされる武居由樹(大橋)=7戦全勝(7KO)=選手のバンタム級転向第一戦。元WBC米大陸バンタム級王者マリオ・ディアス(メキシコ)=21勝(9KO)6敗=との54・5キロ契約8回戦は、武居選手が2回1分23秒KO勝ち。

元K-1王者からプロボクシングに転向したサウスポーの武居選手は、独特の間合いから強打を打ち込む隙を窺う。一方のディアスはメキシカンらしい動きから連打を打ち込むチャンスを探る。そんな流れで迎えた第2ラウンド、武居選手の左アッパーがディアスのボディへ突き刺さると、ディアスはダウン。メキシカンは苦悶の表情を浮かべながら、杉山主審のテンカウントを聞いた。武居選手は今後、世界バンタム級王座を目指す。

49・5キロ契約8回戦。WBA、IBF世界ライトフライ級15位坂間叶夢(ワールドS)=8戦全勝(7KO)=と、OPBF同級7位ジョン・ポール・ガブニラス(比)=10勝(7KO)2敗=の一戦は、坂間選手が5回2分35秒TKO勝ち。

試合開始と共にワイルドなパンチを振り回して来るガブニラスに対し、坂間選手は冷静にガードを固め、右ストレートを打ち込む。当たれば怖いガブニラスのパンチだが、坂間選手は自分のスタイルを崩さず、左ジャブからのショート連打で優位に立つ。3回には坂間選手の左フックでガブニラスがグラリ。

4回にはガブニラスも左フック、アッパーで反撃の姿勢を見せたが、迎えた第5ラウンド、坂間選手は左ボディを効かせ、後退するガブニラスを追撃。連打で追い込み、右ストレートを連続で叩き込むと、田中主審は試合をストップ。どこから飛んでくるかわからない一発強打を秘めるガブニラスを、冷静なボクシングで切り崩した20歳、坂間選手の今後に注目。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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