WBC世界スーパーライト級暫定王座決定戦。同級2位ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)=17戦全勝(17KO)=vs元WBA世界同級王者・同級9位アルベルト・プエジョ(ドミニカ)=22戦全勝(10KO)=。6月15日(日本時間16日)、米・ラスベガス、MGMグランド・ガーデン・アリーナ。プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行。

イスマエル・サラス・トレーナーとコンビを組むプエジョ。

パーフェクトレコードを持つラッセルは、この試合で試される事になるとされながらも、予想優位でリングに登場。

サウスポー同士の対戦。ラッセルは飛び込んでワン・ツー。身長で上回るプエジョはロングレンジから左を伸ばす。

プエジョは左ストレートをカウンターし、左ボディアッパー。

プエジョのロングレンジからの左と、右ボディが決まる。

ラッセルもワン・ツーを軸にプエジェに迫った。

9回、プエジョはクリンチでのホーディングで減点1。ラッセルは連打で攻勢。

両選手、互いに譲らず試合終了ゴング。勝者はプエジョ。

プエジェと共に自らのバースデイ・イブを勝利で飾ったサラス氏は、記念のベルトを肩にかける。

公式スコアはティム・チータム(米)114-113、グレン・フェルドマン(米)115‐112プエジョと、デビッド・ハドソン(米)118‐109ラッセルのスプリット。

元WBA世界同級王者のプエジョを、ヒルベルト・ヘスス・メンドーサWBA会長も祝福。WBC世界同級にはデビン・ヘイニー(米)=31勝(15KO)1敗=が王者として君臨。義務付けられた同級1位サンドル・マーティン(イタリア)=42勝(15KO)3敗=との指名戦入札で、マーティン側のトップランクに興行権を獲得されたヘイニーの実父ビルは、「ライアン・ガルシア(米)戦での裁定が正式に決まるまでは誰とも戦わない」と公言。ニューヨーク州コミッションは今週末までにガルシアの薬物陽性問題による処分を決める会議を開く事を決定。試合結果がノーコンテストに変わる可能性は高いが、ヘイニーの商品価値が下がったのは事実で、これまでのビルの強引な手法に対し、エディ・ハーンも「彼はフリーエージェントだ」と距離を置いている。果たして、プエジョの出番はいつになる。