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オシャキー・フォスター WBC世界スーパーフェザー級王座奪還! 次はWBO王者との王座統一戦希望

WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。王者ロブソン・コンセイサン(ブラジル)=19勝(9KO)2敗1分1NC=vs前王者・同級1位オシャキー・フォスター(米)=22勝(12KO)3敗=。11月2日(日本時間3日)、米・ニューヨーク州ヴェローナ、ターニング・ストーン・リゾート&カジノ。トップランク興行。

両選手は7月6日(日本時間7日)に米・ニュージャージー州ニューアークのプルデンシャル・センターで対戦。コンセイサンが、116-112、115-113、112-116のスプリット判定でフォスターを破り、世界タイトルを獲得。しかし、この判定は大きな物議を醸し、WBCは即時再戦を指令。約4ヶ月という短いスパンで、立場を変えての再戦となった。

希望通りすぐに再戦が実現したフォスターは、「彼(コンセイサン)はあまり変わらない。今度はもっと手を出すよ」と語り、王座奪還に強い自信を示していた。

36歳のリオデジャネイロ五輪ライト級金メダリストのコンセイサンは、4度目のアタックで手にした王座の初防衛戦。

右ボディでフォスター動きを止めようとするコンセイサン。

テクニシャン同士の対戦は、共に当てるのが難しい展開に。

ワイルドなパンチを放つコンセイサンに対し、フォスターはコンパクトな右を返す。

ポイントの振り分けが難しいラウンドが続いて行く。

6回終了後のパンチスタッツは、トータル、コンセイサン72/264、フォスター72/247で、パワーパンチ、コンセイサン44/131、フォスター43/121と、ほぼ互角。

フォスターの右カウンターは何度かコンセイサンを捉えた。

試合終了。またしても際どい判定勝負となったが、勝者はフォスター。

公式スコアはマックス・デルーカ(米)115-113フォスター、エリック・マーリンスキー(米)フォスターと、トム・シュレック(米)115-113コンセイサンのスプリット。

4ヶ月で王座を取り戻したフォスターは、12月7日(日本時間8日)に米・アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイアモンド・アリーナで開催されるトップランク興行で行われる、WBO世界同級王座統一戦。王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)2敗1分=と、同級暫定王者オスカル・バルデス(メキシコ)=32勝(24KO)2敗=によるWBO王座統一戦勝者との対戦を希望。トップランク・ファイター同士によるWBC、WBO王座統一戦の実現が期待されます。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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