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【Photo】 3階級制覇 中谷潤人vsアレハンドロ・サンティアゴ WBC世界バンタム級戦

WBC世界バンタム級タイトルマッチ。王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)=28勝(14KO)3敗5分=vs前WBO世界スーパーフライ級王者・同級1位中谷潤人(M・T)=26戦全勝(19KO)=。2月24日、東京・両国国技館。昨年7月、ノニト・ドネア(フィリピン)との王座決定戦に勝ち新王者となったサンティアゴは初防衛戦。

IBF立会人はミゲル・アンヘル・デ・パブロス(スペイン)。

173センチの長身サウスポー、中谷選手はジャブから左ストレートを狙うが、身長159センチのサンティアゴは、低い姿勢から怖いタイミングでパンチを合わせる

中谷選手の左ストレートは速く、正確だった。

第6ラウンド、中谷選手の左ストレートでサンティアゴはダウン。

放心したような顔でダウンから立ちあがったサンティアゴは再開に応じたが、ダメージは明白。中谷選手の追撃の右フックで再度倒れると試合はストップ。TKOタイム6回1分12秒。

5回までのスコアは、ジャッジ三者が揃って中谷選手のフルマーク。

この日行われた三つの世界戦の中で、海外のファン、関係者から最も注目されていた試合で、サンティアゴに完勝した中谷選手の評価は、ネクスト・モンスターとして大きくアップ。世界バンタム級はWBA王者に井上拓真(大橋)=19勝(5KO)1敗=選手が君臨。世界バンタム級王者IBF王者エマニュエル・ロドリゲス(プエルトリコ)=24勝(13KO)2敗1NC=に、同級1位西田凌佑(六島)=8戦全勝(1KO)=選手が挑む指名戦も、5月4日にエディオンアリーナ大阪で開催が決定。堤聖也(角海老宝石)、比嘉大吾(志成)、那須川天心(帝拳)、武居由樹(大橋)選手らが狙う、世界バンタム級王座の今後のマッチアップが楽しみです。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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