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【Photo】 重岡銀次朗 9回TKO負で王座陥落 ペドロ・タドゥランが王座返り咲き IBF世界ミニマム級タイトルマッチ

7月28日、滋賀県大津市の滋賀ダイハツ・アリーナで開催された、亀田プロモーション興行のメインカード。IBF世界ミニマム級王者重岡銀次朗(ワタナベ)=11勝(9KO)無敗1NC=選手に、元王者で同級1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)=16勝(12KO)4敗1分=が挑んだ指名戦は、タドゥランが9回2分50秒TKO勝ち。重岡選手は無念の王座陥落となった。

重岡選手は3度目の防衛戦。

タドゥランは2022年2月に失った王座の奪回を目指す。

滋賀では初の世界タイトルマッチ開催。サウスポー同士の対戦は、初回からスピードあるパンチの応酬となった。

ジャブの差し合い。重岡選手の顔がゆがむ。

序盤からタドゥランの左が重岡選手にダメージを与えた。

強気で前に出て来るタドゥランのパンチで、重岡選手は徐々にダメージを蓄積させて行った。

タドゥランのパンチに顔をゆがめられながらも重岡選手はよく耐えた。

懸命に反撃のチャンスを探る重岡選手だが、タドゥランはガードも固く、左ストレートは強かった。

第9ラウンド、タドゥランの攻撃の前に重岡選手が防戦一方となると、スティーブ・ウィリス(米)主審は試合をストップ。

タドゥランが痛快なTKO勝利で、約2年5ヶ月ぶりにタイトル奪回に成功。

敗れた重岡選手はタンカで退場。

8ラウンドまでのスコアも、ジャッジ3者共にタドゥランがリードしていた。

王座返り咲きを果たしたタドゥランは、WBO王者オスカー・コラーゾ(プエルトリコ)=10戦全勝(7KO)=との王座統一戦を希望。ゴールデン・ボーイ・プロモーションと契約するコラーゾも、王座統一戦を望んでおり、米国での開催が期待される。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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