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【Photo】 中谷潤人 ワンパンチKOで世界1位撃退! WBC世界バンタム級タイトルマッチ

WBC世界バンタム級タイトルマッチ。チャンピオン中谷潤人(M・T)=27戦全勝(20KO)=vs同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)=19勝(14KO)4敗=。7月20日(土)、東京・両国国技館。帝拳プロモーション興行。

放送席では、元WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(真正)氏と、山中慎介(帝拳)氏が解説を務めた。WBCスーパーバイザーは、マウリシオ・スライマン会長。

ジミー・レノンJrのコールで両選手、リングに入場。

ギレルモ・リゴンドウ(キューバ)に勝った男アストロラビオも自信満々で、闘志をみなぎらせていた。

この試合の主審はトーマス・テイラー(米)。

どっしりと構えた中谷選手は、ロングレンジから左ストレートを伸ばす。

アストロラビオは右ボディストレートを放ち、攻撃の糸口を探った。

中谷選手はサウスポースタイルからジャブでガードを叩くと、左ストレートを真っすぐアストロラビオのボディに突き刺した。

たまらずキャンバスへ膝を落とした挑戦者。

何とか立ち上がったものの、再び崩れ落ちたアストロラビオは、テイラー主審のテンカウントを聞いた。

KOタイム初回2分37秒。

同じリングでWBO世界フライ級の新王者となった、ロサンゼルスの練習仲間であり親友のアンソニー・オラスクアガ(米)も中谷選手を祝福。

見事なワンパンチKOで初防衛に成功した中谷選手は、「結果としてはよかったと思うんですが、反省点や自分で思うところもあった。これからはそこらへんを詰めて克服したいと思います」と謙虚に試合を振り返り、今後は王座統一戦の実現に意欲を見せた。4団体全てのベルトが日本人選手の手にあるが、「一番強いと思う」、WBA王者の井上拓真(大橋)=20勝(5KO)1敗=選手との対戦を希望している。実現が期待されます。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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