WBA世界スーパーフライ級暫定王座決定戦。同級1位ジョン・ラミレス(米)=13戦全勝(9KO)=vs同級5位デビッド・ヒメネス(コスタリカ)=15勝(11KO)1敗=。4月20日(日本時間21日)、米・ニューヨーク州ブルックリン、バークレイズ・センター。

予想有利のラミレスは、奇抜なコスチュームでリング登場。

ヒメネスは2023年1月に英・ロンドンのウェンブリー・スタジアムで、アルテム・ダラキアン(ウクライナ)の保持していたWBA世界フライ級王座に挑戦し、際どい判定負けを喫して以来、2度目の世界戦。

ラミレスは世界王座獲得に自信満々だった。

ジャブの差し合いから始まった試合は、機動力に勝るヒメネスが徐々にペースを掴んで行く。

中盤、ヒメネスの接近戦にラミレスは苦戦。

終盤戦。ヒメネスは強い押し込みとしつこい連打でラミレスを突き放した。

試合終了。勝者はヒメネス。

公式スコアはロン・マクネア(米)117-111、ロバート・ペレス(米)116-112、スティーブ・ワイスフェルド(米)117-111で、いずれもヒメネス。

32歳のヒメネスがWBA暫定王座を獲得。7月7日に東京・両国国技館で開催が決まった、WBAレギュラー王者井岡一翔(志成)=30勝(16KO)2敗1分=選手と、IBF王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)=16戦全勝(9KO)=による王座統一戦勝者は、120日以内にヒメネスと戦う事をWBAが義務付けている。井岡vsマルティネスの結果と、その後の動向次第で、ヒメネスの動きも変わって来るだろう。