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【Photo】 井上尚弥vsフルトン WBC&WBO世界スーパーバンタム級戦

2023年7月25日、東京・有明アリーナ。WBC&WBO世界スパーバンタム級タイトル戦。王者スティーブン・フルトン(米)=21戦全勝(8KO)=vs前4団体統一世界バンタム級王者井上尚弥(大橋)=24戦全勝(21KO)=。試合は打たせないメイウェザー型のフルトンに対し、井上選手が速くて強い左ジャブを打ち込み、初回から早くもペースを握った。

3回から前に出て来たフルトンだが、井上選手のパンチのスピード、切れはフルトンをはるかに上回る。井上選手が打ち気に出た7回こそ、ジャッジ3者がフルトンにポイントを与えたが、勢いは変わらない。

迎えた第8ラウンド、井上選手のボディへ突き刺した左ジャブからの右ストレートで後退したフルトンは、畳みかけるように放たれた左フックでダウン。ここはよく立ったが、井上選手の追撃は容赦なく、ついに8回1分14秒、ヘクター・アフ(パナマ)主審がストップをかけると同時にフルトンは崩れ落ちた。海外のファン、識者は7回も井上選手のラウンドとする者も多く、井上選手の圧勝ぶりに驚かされると共に、称賛する声が後を絶たない。素晴らしいボクシングでした。


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金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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