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WBC世界ミドル級暫定王座決定戦。4位ヘスス・ラモスJr(米)=23勝(19KO)1敗=vs5位シェーン・モズリーJr(米)=22勝(12KO)4敗=。12月6日(日本時間7日)、米・テキサス州サンアントニオ、フロスト・バンク・センター。プレミア・ボクシング・チャンピオンズ興行。
世界3階級制覇王者のモズリーSrを父に持つ34歳のモズリーJrは、初の世界戦で24歳のラモスJrと対戦。親子王者誕生が期待された。


サウスポーのラモスJrは、モズリーJrの右強打を警戒しながら右フックをカウンターでヒット。サイドに動き絶えずポジションを変え、多彩なパンチで試合をリードして行った。


モズリーJrは流れを変えようと必死に手を出すが、ラモスJrを捕まえる事は出来ない。

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11回、ラモスJrの左ショートでモズリーJrは動きが止まる。ラモスJrはすかさず連打で攻め立てた。


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最終ラウンド、逆転を狙うモズリーJrは右の一発を狙うが、ラモスJrは右フックをカウンターで返す。

試合終了ゴングを聞いた後、両者共に勝利者ポーズを取ったが、勝者はラモスJr。


公式スコアはネイサン・パーマー(米)117-111、コリー・A・サントス(米)117-111、ジェシー・レイエス(米)116-112で、いずれもラモスJr。

中盤以降、メリハリあるボクシングでモズリーJrの右強打を封じ試合をコントロールしたラモスJrは、暫定ながら念願の世界王座を獲得。これが階級を上げての初戦だった。今後は正規王者カルロス・アダメス(ドミニカ)=24勝(18KO)1敗1分=とのWBC王座統一戦が期待される。
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