3月15日に横浜BUNTAIで開催された、帝拳プロモーション興行『U-NEXT BOXING.5』で行われたWBC世界ライトフライ級タイトルマッチは、前WBO王者の岩田翔吉(帝拳)=16勝(9KO)2敗=選手が、王者のノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)=29勝(11KO)2敗=を8回負傷判定で破り、涙の王座返り咲きを果たした。

ノックアウトを圧倒した岩田選手の今後は、1位エリック・バディロ(メキシコ)=19戦全勝(8KO)=との指名戦。休養王者カルロス・カニサレス(ベネズエラ)=28勝(20KO)3敗1分=とのWBC王座統一戦。そして、一度敗れているWBA&WBO王者レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)=15勝(9KO)4敗=との3団体王座統一戦の実現が期待される。


WBA世界ミニマム級王座16度の記録を持つノックアウトに対し、岩田選手はフットワークを使い左を多用。
新コンビを組んだ田中繊大トレーナーと、「4ヶ月間、足を動かすスタイルを徹底して磨いた」という岩田選手は、「足を常に動かし、スピードで勝負することを決めていた」と、作戦通リの動きでノックアウトからポイントを奪って行った。
4回終了後のスコア発表でリードされている事を知ったノックアウトは、5回以降打ち気に出て強い一発を狙ったが、岩田選手を捕らえる事は出来なかった。

ノックアウトは4回に偶然のバッティングにより左目上をカット。第8ラウンド、セサル・カスタノン・バレラ(メキシコ)主審は、ドクターチェックの後、試合を停止。

第8ラウンド1分33秒、勝敗は負傷判定へと持ち込まれた。


勝者は岩田選手。公式スコアはレイ・ダンセコ(フィリピン)79-73、クリス・ミグリオーレ(米)79-73、デビッド・サザーランド(米)78-72。


デュエイン・フォード(米)WBC立会人と勝利ポーズの岩田選手。最大の脅威と見られる同級1位のバディロはWBOでも1位にランクされる。4月11日(日本時間12日)に米・ニュー・ジャージー州アトランティック・シティのボードウォーク・ホールで、元WBO世界同級王者でWBO8位のアンヘル・アコスタ(プエルトリコ)=25勝(23KO)5敗=との対戦が決まっていたが、アコスタの負傷により対戦相手は、アレハンドロ・ベガ(メキシコ)=18勝(10KO)6敗1分=に変更されている。
昨年12月にタイでノックアウトの挑戦を受ける予定だったカニサレスは、ベネズエラの政情不安によりタイへの渡航がかなわず休養王者となっている、来日経験もあり、日本で岩田選手と戦う可能性は十分。
岩田選手がリベンジを希望しているサンティアゴは、4月3日に東京・後楽園ホールで、元WBO世界ミニマム級王者で、WBO4位にランクされる谷口将隆(ワタナベ)=21勝(15KO)5敗=選手の挑戦を受けるが、サンティアゴが勝てば3団体王座統一戦の実現も視野に入って来るだろう。今後に期待。
