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WBC世界スーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲス 不倒のゲバラをKO! WBA王者マルティネスは対戦要求 ローマン・ゴンサレス戦 浮上

WBC世界スーパーフライ級王座統一戦。王者ジェシー・ロドリゲス(米・帝拳)=20戦全勝(13KO)=vs暫定王者ペドロ・ゲバラ(メキシコ)=42勝(22KO)4敗1分=。11月9日(日本時間10日)、米・ペンシルべニア州フィラデルフィア、ウェルズ・ファーゴ・センター。マッチルーム・ボクシング興行。

プロキャリア17年目の35歳ゲバラは、これまで一度のKO負けもない。

サウスポーのロドリゲスは、試合開始から積極的にゲバラにアタック。

ゲバラは攻勢を仕掛けるロドリゲスをボディを中心に迎え撃ったが、ロドリゲスのディフェンスは固く、スピードの差は歴然。

第3ラウンド。ロドリゲスの速いワン・ツーが決まるとゲバラはダウン。

再開に応じたゲバラをロドリゲスはすかさず追撃。

ロドリゲスがインサイドから強烈な右アッパーを突き上げると、ゲバラは仰向けにダウン。

ダメージは甚大で、リッキー・ゴンサレス(米)主審は試合をストップ。TKOタイム3回2分47秒。

敗者となったゲバラは茫然とロドリゲスを見つめるしかなかった。

WBC立会人はアルベルト・ゲラ(パナマ)。

ロドリゲスをプロモートする、マッチルーム・ボクシングのエディ・ハーンは、「4団体の王座を統一する事が重要だ。それが出来なければ、チョコラティートとの戦いが面白い」と発言。井岡一翔(志成)=30勝(16KO)4敗1分=選手との再戦を選択。IBF王座を放棄したWBA王者フェルナンド・”プーマ”・マルティネス(アルゼンチン)=18戦全勝(9KO)=は、井岡選手との再戦後、ロドリゲスと対戦する意思がある事を明確にしている。

キャリアの最終章を迎えている元世界4階級制覇王者でWBA、WBC、WBO1位、IBF5位にランクされるローマン・ゴンサレス(ニカラグア)=52勝(42KO)4敗=は、5階級制覇を目指し世界バンタム級王座への挑戦が有力視されていたが、少し前からロドリゲスとの対戦が噂されるようになった。ハーンは「チョコラティートにとって今一番の対戦相手はジェシー・ロドリゲスであり、逆にロドリゲスにとっても同様かもしれない」と話している事から、王座統一戦実現の前にロマゴンと戦う可能性はある。

boxing master

金元 孝男(かなもと たかお)。1960年生まれ、静岡県出身。元協栄ボクシングジム契約トレーナー 。ジャパン・スポーツ・ボクシング・クラブ・マネジャー。輪島功一選手の試合をテレビで観たばっかりに16歳で上京。プロボクシングの世界へ。1978年のプロデビュー。引退後はハワイの伝説のトレーナー、スタンレー・イトウ氏に師事。ハワイ・カカアコ・ジムで修行。協栄ジムでは元WBA世界スーパーバンタム級王者佐藤 修 、元WBA世界フライ級王者坂田健史らをアシスタント・サポ-ト。

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