東京五輪ライト級銀メダリストで、WBO世界ライト級3位にランクされるキーショーン・デービス(米)=12勝(8KO)無敗1NC=が、次戦でWBO世界同級王者デニス・ベリンチク(ウクライナ)=19戦全勝(9KO)=の持つ王座へ挑戦する事が明らかになった。試合は来年の春までに行われる。

ロンドン五輪ライトウェルター級銀メダリストで36歳のべリンチクは、5月18日(日本時間19日)に米・カリフォルニア州サンディエゴのペチャンガ・リゾート&カジノで行われた、WBO世界同級王座決定戦で、WBO世界スーパーフェザー級王者エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=38勝(31KO)2敗1分=をスプリットの判定で破り王座を獲得。

12月21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催される、オレクサンドル・ウシクvsタイソン・フューリー再戦興行に出場するというニュースもあったが、これはない。沈黙を保っていたべリンチクは、デービス戦が初防衛戦となる。

トップランク期待の25歳デービスは、11月8日(日本時間9日)に米・バージニア州ノーフォークのスコープ・アリーナで行われた、グスタボ・レモス(アルゼンチン)=29勝(19KO)2敗=戦で、オーバーウェイトのレモスを圧倒し2回KO勝ち。ついにビッグチャンスを掴んだ。

WBC世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦 エルナンデスvsマグサヨ

元WBC世界フェザー級王者で、現在、WBC世界スーパーフェザー級3位にランクされるマーク・マグサヨ(フィリピン)=26勝(17KO)2敗=をプロモートする、プレミア・ボクシング・チャンピオンズが、同級2位エドゥアルド・エルナンデス(メキシコ)=36勝(32KO)2敗=をサポートする、マッチルーム・ボクシングへ対戦をオファー。

試合はWBC世界同級王者オシャキー・フォスター(米)=23勝(12KO)3敗=への挑戦権を賭けた、挑戦者決定戦として行われる。

昨年10月28日(日本時間29日)にメキシコ・カンクンのベニート・フアレス・スポーツセンターで、フォスターの持つ王座に挑戦したエルナンデスは、大激闘の末に12回逆転のTKO負けを喫し、惜しくも王座獲得ならなかったが、再起後は2連勝。

一方のマグサヨは、昨年3月4日(日本時間5日)に米・カリフォルニア州オンタリオのトヨタ・アリーナで行われた、WBC世界フェザー級暫定王座決定戦で、ブランドン・フィゲロア(米)=25勝(19KO)1敗1分=に12回判定負けした後、減量苦からスーパーフェザー級に転向し2連勝中。

両選手はWBA王座にも食指を伸ばしていたが、こちらは暫定王者も誕生し、混みあっている。エディ・ハーンが対戦オファーを受け入れるかどうかに注目。